80年代のバービーは凄く複雑！
事の始まりは70年代から。
様々なメーカーから色とりどりのファッションドールが誕生したため以前ほどの売り上げが出せなくなっていたバービーは日本から撤退します。
日本ではしばらくバービー不在の時期が続きますが81年にタカラから日本人好みの顔のバービーが発売されます。
人形自体はタカラが作り出しましたがブランド名だけバービーから借りたんですね。
他のバービーと区別してタカラバービーと呼ばれています。
こちらは86年に契約が切れてバービーの名前が使えなくなります。
ただ人形の姿かたちはタカラのオリジナルなのでこのまま販売し続けたい...
ということで改名してジェニーになりました。
その後の活躍はご存知の通り。
そしてバービーがどうなったかというと今度はバンダイが名前を借りてオリジナルドール作り始めます。
バンダイはこのためにわざわざマテル（バービーの会社）と合弁会社まで作りました。
それがマーババービー。
ただマーババービーはタカラバービーと顔がかなり似ていて大きな問題になりました。
だっておもちゃ屋さんへ行ったらバービーの顔が微妙に変わっていて、今までのバービーが違う名前になっていたら誰だって混乱します。
結構もめた末にマーババービーが顔を変えるということで決着が着きました。
というわけで！
80年代の日本には名前は同じバービーでも顔もメーカーも違う人形と、バービーじゃなくなったけれどバービーの顔の人形が存在していてもう混沌の極みでした。
そしてそこに更に追い打ちをかけたのがこちら！！
マーバのUSバービーです！
本家アメリカのバービーが日本人の好みから離れてしまったため日本でオリジナルのバービーを作ったのに本家アメリカの顔のバービーを出しているんですよ！
バービーってどんな顔だっけ...
バービーってなんだろう...
バービーがゲシュタルト崩壊...
でも様々な事情を一度忘れて人形だけを見てみると華やかなスーパースターフェイスはやっぱりとっても素敵です！
かっこいい大人の女性のお手本！
この世のどこかにこんな世界があるんだな...と背伸びしたがりの子は憧れたはずです。
シンプルな箱に堂々と納まるバービー！
やっぱりバービーはこうでなくちゃ！
販売中です！
https://order.mandarake.co.jp/order/detailPage/item?itemCode=1138724079
中野店 麻生
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