序
Unfinished Business(サーガ)
人は一人では生きてゆけない。
ビジネスとはその人がなんでBusyかで決まる。
ぼくのビジネスは ずっーと(☆)黎明記cultureと黎明記culture at heartな人への探求である。
☆(マンガなら−赤本・S22〜25のSF&エログロ、貸本・S32〜35の怪奇・探偵、雑誌・S42〜45キッチュ&エロと」各黎明期もしくは過渡期に花ひらく徒花たちを。)
人は一人では生きてゆけないにもかかわらず、親にもスイートなベイビーたちにもあまりにもビジネスについては話していない。
2年程前母親が僕の日記を盗み見て性犯罪をおこすのではと頭がビジーになった
その日記の冒頭はこうである−
”この女はなんて口吸いがうまいんだろう、肌はもち肌でうで卵の白身のような粘りがありました”−
団鬼六先生のパクリだが母にとっては、ジェームス三木(仮面夫婦)と何ら変わらなかったのだろう。そんなもんだ。
27才の性犯罪者の母親になるかもしれないという邪推はベリーベリービジーであったと思う。本気だった。”殺す。”って勢いだった。
このステージではBusinessについて告白(C ジョージ秋山)していただければと思う。
もし君が不慮の死をとげた時、ベイビーが、親が、君の遺品整理が少しでもたのしくなるような、ちょっとでも泣き笑いできるような、君がそれにどれだけ
耽溺し、そしていかに飛翔したか、どれだけBusyに日々を走りぬけたかを刻んでいただきたい。
これは遺書である。
先日の夕刻。 ぼくは墓地にいた。 逆光の中。
ある墓標の前を通りすぎた。そこにはたくさんのフラワーといっしょにビックリマンの本が一冊ポツリとおいてあった。
人は一人では生きてゆけない。
辻虫。