暗闇の魔人
江戸門晴美
TDSF/2001年
¥1575
キャプテン・フューチャーの設定をそのまま日本に置き換えたパロディ本。
こちら奥付見ると、昭和19年に出た同タイトルの復刻となっていますけど、どうも疑わしい。。
巻末の他作品群の著者の名前見たりすると、どうも、、、。
とまぁ、そんなことは関係ないんです。
なぜかってこれ面白いんですから。こういうのって、ようは面白いか面白くないかですよね。
キャプテン・フューチャーシリーズ読んだことない方でも、楽しめますし、もちろんご存知の方は、笑い堪えるのに必死になるかと。。
ちなみに発行はあのTDSFです。
ハンス・ハインツ・エーヴェルス
蜘蛛・ミイラの花嫁 (他
創土社/昭和48年 (1973年)
¥3675
こちらは短編集となっており、エーヴェルスの珠玉の作品集となっています。 中でも有名なのは恐らく「蜘蛛」。 他出版社のアンソロジーなどでも収録されたりしていますので、既に読まれた方多いかと思いますが、どの方の心にも暗い闇落としたのではないでしょうか。
〜〜ではここでその蜘蛛のあらすじをご紹介〜〜
(これは自殺者が続出するという部屋に住んだ医学生の恐怖と幻想に満ちた作品)
自殺者が続出するという部屋の窓から見える美しい女性。
彼女は窓越しで自分と同じことをしている。こちらが何かをすれば見ると同じ動作をしている。
黒装束、尖った歯、向かい、首吊り自殺、窓、真似、糸、そして美貌。。。
狂おしいほどの黒い幻想世界の名作。
乱歩にも影響を与えた作品で、もちろんエーヴェルスの代表作。
ちなみに同時収録されている「乳を飲ませた女」は、運命というものを、自分の行為の愚かさを、消えない罪を残す作品。
蜘蛛以外はほとんどが現在読み事さえ困難になってしまっています。
作品に触れたい方にオススメ。
(担当 三次)
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