まんだらけ 中野店 |
時代劇に代わり東映の主作品として、絶大なる人気を博したのが任侠映画。
その世界は「義理と人情」。独特の美学が漂う作品群は、現代社会で失われた“日本人の心”が宿っています。
この「昭和残侠伝」シリーズは任侠映画の代表的な作品で、〜背中で泣いてる唐獅子牡丹〜のフレーズの主題歌はあまりにも有名。また、健さんこと高倉健のイメージを決定づけた作品でした。
シリーズ全作の台本が揃うのは、今後あるかどうか?池部良、健さん二人の「道行き」シーンにしびれたあなたは是非!
1961年、東映制作の「金田一耕助もの」金田一耕助にはナント高倉健!
スーツを着てスポーツカーを乗り回し美人秘書までいるイカした私立探偵!
「えっ、そんなの金田一耕助じゃないよ!」と思われますが、石坂浩二版金田一 (1976年) 出現前は、みんなこんな感じでした。
この映画は現在なかなか観ることがてきないようなので、こちらの台本で「高倉版金田一」の世界に触れてみては?
1956年・東宝制作 「宮本武蔵 完結篇 決闘巌流島」の台本になります。 武蔵・三船敏郎、小次郎・鶴田浩二、監督・稲垣浩によるこのシリーズの第一作は、米アカデミー賞、外国語映画賞を受賞しています。
1965年・大映。人気シリーズの第一作目です。 元やくざの大宮 (勝新太郎) と、インテリの有田 (田村高廣) のコンビが理不尽な軍隊社会で自由にふるまう姿は実に痛快!日本の戦争映画では珍しい娯楽活劇です。 (戦争映画と言うよりはアクション映画かもしれませんが・・・) 勝新扮する大宮は、ケンカっ早いが純情で憎めないキャラクター。個人的には「座頭市」よりもこちらのシリーズの方が好きです。 監督は増村保造。
1960年・松竹。監督 大島渚 脚本:大島渚、石堂淑朗。 松竹ヌーベルバーグの一編。この時代の大島渚作品の台本は、あまり出回らない のでコレクターの方、この機会にどうですか?
日本最初の総天然色映画として有名な作品ですが、その主人公がストリッパーと言うのは考えてみるとスゴイです。 世間からはみ出た家族の厄介者でありながら、お人好しで愛すべき主人公のキャラは後の“寅さん”に通じるもので、松竹の伝統継承みたいなものを感じてしまいます。 監督・脚本 木下恵介 主演 高峰秀子
1958年・松竹 言わずと知れた名匠・小津安二郎監督の初カラー作品。 小津作品に私如きが語るのは恐縮してしまうのですが、ひとこと。 「小津映画が心に染みる度、自分も歳をとったなと、感じるこの頃」
1949年・東宝。監督・今井正 出演・原節子、杉葉子、池部良 松竹と映画化権を争った末、東宝が製作ましたが、松竹の木下恵介監督でも観て みたかった気もします。のちに何度も映画化された原作は、石坂洋次郎作品。
1956年・東映。片岡千恵蔵の金田一耕介シリーズの6作目。1960年代までは、金田一=片岡千恵蔵でした。 変装もするし銃撃戦も有りで、片岡千恵蔵の人気作「七つの顔の男」シリーズ、多羅尾伴内の路線を意識され作品で、ストーリーや犯人も原作がら変更されていました。 原作に忠実な作品は1976年「犬神家の一族」まで待たなければならないのです。
小型版といっても大型版があるわけではありません。
1960年頃までは、この大きさ (たて26センチ、よこ18センチ) のものが普通でした。
表紙とウラがカラーであとは2色刷りで、最大の特徴は2つ折の紙が重ねてあるだけで、ホチキス止めがしてないことです。
同じ大きさで大映グラフや日活映画、東映プロがありますが、雑誌の体裁でその月の映画を特集してあり、単独または併映作のプログラムとは別物です。
この小型版、近年めっきり市場出現率がすくなくなり、マニアを嘆かせています。
ことに東宝の特撮ものは少なく、現存がいまだ確認されていないものさえあります。 (『美女と液体人間』と『ガス人間第 (ホントは略字ですが変換できないので) 1号』) 。
こちらのラドンのパンフも珍しさでは30年ほど前から話題になっていたもの。
目録でも一度販売しましたが今回は店頭での販売。
ヒットはしたものの、お正月興業として上映期間が1週間ほどにきまっていたせいかロングラン上映で何度か増刷されたらしい『ゴジラ』のパンフレットよりも少ないようです。
世界SF映画ベスト10にも数えられたことがある今みてもなお新鮮な侵略SFの名作。
故伊福部昭さんのマーチが鳴り響く東宝特撮ベストの1つ。
モゲラが主役かとおもいきや・・・。
DVDの川北紘一、樋口真嗣の豪華オーディオコメンタリーは最高でした。
ミニチュアワークにかける心意気が伝わってきます。 (あの飛び出す戦車兵!) ぜひあなたのコレクションに加えてください。
地球侵略の次は宇宙での戦闘というわけであのスターウォーズに勝るとも劣らぬ大空中戦が堪能できます。
やはり今は亡き (涙) 伊福部昭さんの勇壮なマーチにのって月から地上までの戦いが繰り広げられます。
怪獣ブーム時には怪獣がでないことから評価も人気も低かった本作ですが、大人になってみたら評価は逆転!
目からマナコが落ちそうなほど面白い作品でした。色も鮮やかなこちらのパンフレット、あなたのお手元にぜひどうぞ。
御存じ少年画報に連載されていた、桑田次郎の原作漫画の実写版映画です。
この映画は、昭和35年11月上映の第二作目、富士映画製作・新東宝配給映画。
1本目がテレビ版をベースに基本配役を同じに製作されたが、2・3本目がキャストをすべて変えて製作された。
監督が小林悟、脚本に田辺虎男・井口富春が担当していた。おの二作は、歌のようにオートバイに乗っていて、テレビ版の空飛ぶまぼろし号ではなかった。
まぼろし探偵役は中岡慎太郎、富士警部役には沼田曜一で一番印象にある映画は、東映映画の黄金バットに出てくるナゾーの子分、ケロイド役です。そして山部デスクは御存じ宇津井健が演じていた。
(担当 三浦)
月刊誌・ぼくらに連載された、原作:川内康範、一峰大二の漫画を実写化した物です。
映画は、昭和35年1月にレッド・ジャガーシリーズ (全三部) の一作目として上映された物で、テレビ版1話〜7話を編集した物を映画館で上映した。
監督に飯塚増一、脚本に結城三郎。七色仮面・蘭光太郎役に波島進。
一番の思い出は、テレビ『特別機動捜査隊』ですね。そしてコブラ仮面に安藤三男、彼もまたテレビで『ジャイアントロボ』の悪役ドクトル・オーブァ役・『人造人間キカイダー』でプロフェッサー・ギルを『イナズマンF』ではガイゼル総統など数々のテレビのヒーロー物に、悪役として出演していた。
(担当 三浦)
昭和36年大映映画作品。監督・寺島久、脚本・高橋二三の映画で、人気アイドルが歌って踊る、青春歌謡映画。
キャストに坂本九 (九三衛門・坂田九助の二役) 、ジェリー藤尾 (藤夫・天使のジェリーの二役) 、森山加代子 (お加代婆さん・森山加代子の二役) 、ダニー飯田とパラダイスキング (かつて坂本九がいたバンド) 。
映画の中では『悲しき60才』『素敵なタイミング』など色々な曲が歌われている。
(担当 三浦)
東宝本社製作のポスターですが、ウルトラマンがはじまってまもなくの公開で作品的にもグロテスクな怪物にタイトルがフランケンシュタインなので、親に連れて行ってもらえませんでした。
併映はジャングル大帝だったのでそちらをアピールすればよかったのかもしれませんが・・・。
海彦山彦なのですがなんと恐ろしい映画になってしまったことか。
東宝がビデオ化作品人気投票したとき1位になったこともありました。
怪獣ブーム以降上映ながら意外にアイテムの手に入れにくい作品お探しの方はぜひどうぞ。
作品を知ってる人はなぜ?とお思いになるかもしれませんがこれが松竹本社製作のポスターです。
キャプテンウルトラの監督としても知られる佐藤肇監督の侵略SF。タイトルで損をしてますが、シリアスな怪奇SF。
今は亡き日本人初のシャンソン歌手 高 英男唯一の主演作。
池袋文芸地下の特撮大会で貼ってあったのがほしかった貴方、この機会にどうぞ。
ホルス、セブン、鬼太郎、サリーと豪華なラインナップの東映まんがパレード版。
まだまんがまつりの名称が定着していませんでした。
このほかにも、昭和30年代の東映長編アニメや変身ブーム〜永井豪ロボットアニメ作品まで色々出すつもりです。お楽しみに!!
新作カノンも放映中ですが、この旧大映3部作に思い入れのある方は多いはず。
なんと実物大の魔神像をつくり、 (現在は海洋堂本社に保存) 着ぐるみと合成してまるでそこにいるかのような映像を作り出した黒田義之特撮監督の素晴らしい技術は、後に円谷プロにさそわれたほど。
恐ろしくも神秘的なアラカツマのポスターがほしい方はぜひ中野点活動写真館へどうぞ。
フランケンシュタインがバラゴンを振り回しているカッコイイポスター。
ごらんになった方はお解かりでしょうがバラゴンのデザインもカッコイイのです。
欲しいひとは多いのに出てこないアイテムの1つ。
この作品の前後のモスゴジ・ドゴラ・地球最大や怪獣大戦争は見ている人が多いのになぜか当時見ている人の話をあまり聞かない作品。
怪奇路線が仇になったのかも?お探しの方は活動写真館までぜひどうぞ。
大魔神と2本立てで大ヒットし、怪獣ブームの一翼を担ったガメラシリーズの名作。
まぶたが下から閉じ、ワニのようなコワイ顔のバルゴンとガメラの総天然色の対決。『断末魔』はここから。
冷凍光線、7色の殺人光線と技術よりも怪獣の特徴づけなどでガメラシリーズはゴジラシリーズに対抗しました。
当時はエビラよりもバルゴンが、息子よりもギャオスの方が人気があったのです。
ガメラシリーズ最高傑作の声もある名作。
前作が大人向けで暗いストーリーでしたが、こちらは子供も登場して明るめ。でもコワイところはこわい。
いきなりの対決、足が生えてくるところや人工血液、山火事作戦今までの3作を振り返るエンディングロールまで文句なし。よくあるギャオスの顔でないこの地方版がガメラファンのあなたにおすすめ。
裏には2色による説明が書いてあり、プレスシート体裁です。大ヒットした第1作ゴジラから僅か6ヶ月弱で公開された逆襲ですがかなりのヒットとはいえ、ロングラン上映の第1作と違い、意外に集めにくいタイトル。お探しの方は中野店活動写真館へどうぞ。
電車やバスの車内に吊るされたポスター。ゴジラはアメリカでレイモンド・バー (ペリーメイスン・裏窓・アイアンサイドの) 出演部分を足してスタンダードからシネスコにサイズえを変えて上映されました。こちらはその凱旋興行版で、雑誌笑の泉とタイアップしたもの。1957年に公開されましたが、リバイバルのようなものなので宣材類も少ないようです。7月31日からの販売になります。
併映はジャングル大帝の長篇版。怪獣ブームの最中の公開ながら大人向きの恐怖映画。それまでの東宝ラインからすると異色のデザイン。しかしながらブーム時の怪獣ゴッコでは素のままで演じやすいので採用頻度の高かったタイトルでした。
メーサー殺獣車のシーンは語り草の名場面。
ポスターもですが、パンフレットもカッコイイ!1度みたら怪獣ファンなら誰でも欲しくなる人気作品。当時は生えかけている右手の描写などはとても気付きませんでした。未だに新たな情報が発掘される今こそがある意味一番いい時代といえるのかも。
余白部分に書き込みがあるものの状態自体は非常にいいもの。当時の新聞でこれが1部10円と書いてある写真があるのを見ると安いと思えますがそのときはその10円が大金だったのでした。併映の大魔神にビビッていた子供も多いようです。義兄の言う事には私は映画館で泣き喚いていたそうですが、全く記憶にございません。、
勝新太郎七回忌「勝新太郎を偲ぶ会」の参列者に配られた額装色紙 (印刷) 御挨拶状 (中村玉緒著) 、偲ぶ会メニュー、が付属します。