かなしき心を―― 奪はれたる言葉のかはりに おこなひをもて語らんとする心を、 石川啄木 「ジパング」も絶好調のかわぐちかいじ先生が竹中労と70年代に「現代の眼」に連載した大正アナキスト群像「黒旗水滸伝」をひさびさに入荷しました。 筋はシンプル。ご存じ大杉栄の虐殺事件とその愛弟子和田久によるお粗末に終わった報復テロから難波大助の摂政襲撃未遂事件へと流れる黒色テロの大正史を有島武郎・杉山茂丸・甘粕など有名な人物はもちろん、浅草十二階下の魔窟に巣くうダダイスト、演歌師、ヤクザ、私娼、映画関係者などのならず者たちを絡めて描いた大作です。 絵コンテまで竹中労が描いたという作品ですが、かわぐちかいじ先生の荒々しくて残虐なタッチの絵があってこその作品。 有島武郎の心中シーンとかホラーマンガ以上の迫力で気持ち悪い! 「カムイ伝」「ギャートルズ」と共に、まんがッ子たちを革命に目覚めさせ続けるアナーキズムまんがの古典です。 「黒旗水滸伝」上下完各\1260
(担当 にのみや)
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