2005/11/04掲載
まんだらけ新宮店

第151回 こずえ嬢の勝手に連載!面白少女コミック!!


こんにちは!!
寝ても寝ても眠い時ってありませんか?
休日なんかはお出かけしたいのに、眠い!!
じっとしてると、いつのまにか寝てて起きれば夕方。

・・・・・嗚呼。
もう、出かけらんないじゃん。(涙)

冬も近いのに、冬服用意してないし。
買い物行かなきゃな・・・・。(遠い目)

ささっ!それはさておき。
今回のご紹介はこちら!!

小学館 SPIRITS HEALTH +CARE COMICSより
佐々木倫子先生の
「おたんこナース」
―満員電車。
つり革に捕まっている人の腕を、ジ〜〜〜〜〜っと見つめる女が一人。

―まぁまぁ・・・かな。
―かよわそうに見えて、意外にビンビンだったりするのよね〜・・・。
―固太りは血管が奥に沈んでしまって判りにくいのよ!!
―血管が見えていてももろいのは、破れやすいし。

あの腕と・・・あの腕と・・・・・・あの腕が憎いぃぃ!!!
「なんか睨まれてる気がするんだけど・・・・」

そういって、全員の視線は、目線の主へ。

「なんなんだ、あの人は?!」

―私が何かって?
そう、私はナース!それも新米の!!
似鳥ユキエ(21)病錬勤務5週目。

今日も今日とて、先輩に叱られる。

だけど、患者さんを不安にさせない為にも常に笑顔なユキエ。

がっ!!
笑顔を一瞬で般若の顔へと変えてしまう、我侭な患者さんもいる訳です。

だって、ナースだって人間だもん。
怒る時だってあるわよ!!

先輩の指示がないときの新米ナースは、どうしていいかわからずナースステーションをうろうろとクラゲのように漂っている。


そこへ、 「あ、さぼってやがる!」
振り返ると、男性の患者の三浦。
そう!コイツ!!折角ナースらしく、頑張ろうという時に、コイツはいつもユキエを怒らせるのだ。

「気楽だよな〜あんたたちは。」

自分と同期のナースも含めて。

三浦に痛み止めの注射を打つ時が来た!

初めて、彼に注射を打った時、それはもう「痛い痛い」と大騒ぎ。
「さっき先生がやってくれたのは全然痛くなかったけどなぁ。・・・やっぱりな。」 「先生がしたのは静脈注射です。今やったのは筋肉注射のほうがどうしても痛くなっちゃうのよ。ごめんなさいね。」
「言いわけするなよ。ヘタなものはヘタなんだから!」
あげくの果てには、「お前の注射には心がない」とまで言われる。

―カチ―――ン。

遂にキレたユキエ。
ナースVS患者の壮絶な口喧嘩バトルが始まった。
個室ではないので他のベッドの患者さんが、ヒヤヒヤと顔を青くしながら見守っていた。

と、言う訳で次回の三浦への注射は”世界で一番痛い注射”だそうで。
リベンジに燃える彼女のポケットは、何故かこんもりと薬品や未使用の注射などが入っていた。
本人いわく、先輩に言われて取りに行く時間が短縮されるじゃん、ですって。

だが、それが原因で彼女は後ほど痛い目を見る事になる。

ナースコールが鳴る。
鳴らしたのは、三浦。
患部が痛くなってきた、という訳で、注射のお時間です。
残念ながら、他のナースは全員出払っている。
手が空いているのはユキエ、ひとり。

「もういい、我慢する!!」

だが、近くにいたおじいちゃんが説得し、いよいよ注射!

はい。針が入りました。

―パキっ・・・・・・

なんと、針だけ彼の腕に残して注射器が外れてしまったのだ!!
「似鳥〜てめ〜(怒)」

―しまった。点検が甘かった?!

針の取れた注射器から零れた薬液を、混乱したユキエは何故か再度吸い取ろうとした・・・・・・その時。

「そんなもん吸い上げてどうするつもりだ!!また使う気か!!」

怒鳴りつける三浦を、青ざめた顔をして振り返るユキエ。
「どうしたんだ?!」

「・・・・・・神経狙って刺さった・・・」

カタカタ震えながら倒れたナース服の膝当辺りには、赤い血が広がって・・・・?!


はい。動物のお医者さんで御馴染みの佐々木先生の作品です。
カンペキに見えて、ミスをやらかす(もちろん人命には関わりない程度に!)ユキエさん。面白すぎます♪
勘違いで突っ走るユキエさんのナース奮闘記、よじれるまで笑ってください!


(担当 仲野)

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