サブタイトル見て、「なんじゃこりゃ?!!」とお思いの皆様。 今回ご紹介するのは、女性の苦しみをテーマのコミックです。 ホラ、月イチで『苦痛の一週間』やってくるでしょ?(遠い目) そして、必ず付いてくるの『生理痛』。 もの凄く痛い人もいれば、全く痛くない人もいる。 実は、女性同士でも痛みを分かち合えないモノなんですよね(汗) 痛みも人それぞれですしネ。 ********** と言う訳で。 ご紹介するのは、コチラ!! 集英社 クイーンズコミックスより 坂井久仁江先生の 「So long…」 坂井先生の自選短編集となります。 今回はその中から、1ストーリーの「夏の眠り姫」をご紹介♪ ********** 「いらっしゃいませ。カバーおかけしますか?」 本屋でアルバイトをしている小谷育生(23)。 レジに来た客から本を受け取り、会計を始める。 するとその瞬間!! ―ゴンッ…… カウンター越しに、思いっきり倒れる女性―長い黒髪の女性―を見ると、そのまま後ろに倒れたようで、しかも真っ青な顔をして気絶している。 「お…お客さん?(汗)」 当然、周りの客たちも騒ぎ出す。 「あらあら大変!お嬢さん大丈夫?」客の一人のオバちゃんが、駆け寄る。 「こりゃ貧血だねぇ…真っ青だもの。」見ると、顔に血の気がない。 「ど…どうしたら?!」 「とにかく衣服をゆるめてやらないとね!!」 言って、止める間もなくオバちゃんは、未だ気絶したままである女のズボンのファスナーを下げる。 一瞬、育生を含めた客全員が慌てるが、それはすぐにおさまった。 何故なら女の腹には…… 「(これは…カイロと腹巻?!!6月だとは言え、今日30℃を越える真夏日だというのに!!つーか、こんなにファスナー全開にしといていいのか?!!)」 だが、育生の疑問はすぐに解消される。 「ああ、多分この子生理中なんだわ。女は冷やしちゃイカンのよ。」照れる育生を前にオバちゃんは躊躇いもせず、述べていく。 そして、このまま女の介抱をしてくれるのかと思いきや。 「アラ、こんな時間。じゃあ店員さんあと宜しくね♪」 ―待って、オバちゃん!!! 取り残されてしまった育生は、流石に―オバちゃんの開けた―ファスナーを上げる訳にはいかないので、何か掛けられる布を探す。 そんな事をしている内に、まるで般若の顔をしていた女が目を覚ます。 それは、もう妖怪が人間に戻る様を見ているようで。 ―(人間の顔に戻った!!) 「……あたし…?」 状況をつかめていないようで、視線を泳がせる。 「だ…大丈夫ですか?急に倒れたんですよ、お客さん。」 と、その時!! 彼女の目が自分の全開されたファスナーに行った!!! すると、彼女の後ろに般若が再び現れる!!! 「あ、いや。それは、俺がやったんじゃなくて……」 そんな育生の言葉も虚しく…… 「ぎゃあぁぁぁぁぁぁ〜!!!」 ―バチーンっ!! 絶叫とビンタをお見舞いして、彼女はどこかへ走り去ってしまった。 ********** 「(クソー何で俺がこんな目にっ!!)」 何もしていないのに、ビンタされた不本意さに腹を立てる育生。 もう二度と会わないと思っていたのに。 そのほぼ一月後。 またしても出会ってしまう。 ―ドサドサっ!! ボ〜っと電車の窓際に立っていると、突然車内に何かが落ちた音が響く。 音のした方を見てみると、そこには女性が一人倒れているのと、散乱したバッグと、その中身の書類やらなにやらが。 「どうしたの、あなた。大丈夫?」 近くにいたおばさんに声を掛けられているのを聞きながら、散らばった書類を皆で拾う。 すると、その中に履歴書を見つけ、つい写真の所を見てしまう。 どこかで見たような…? 思って、具合の悪そうな女性を見ると………?!!!! ********** 実は、かなり重い『生理痛』に苦しんでいる彼女。 育生に一生懸命…いや、凄い剣幕で説明しているときの般若顔がなんとも言えず(笑) それがあってから、育生はバイト先で「女のカラダ」と言うタイトルの本を購入。 少しでも、楽になる方法があるならば!!と、頑張る彼は素敵です!! 後半には、彼女の足を揉んでやるという、ナイスな優しさ出してくれてます!! こんな彼氏欲しい!!そう思わせる育生くんでした♪ でも、本当に『生理痛』に悩み、苦しむ方は数多くいらっしゃるんです!! こずえ嬢だって判らない訳ではありません!! 女性の方はもちろん、男性の方にも読んで頂いて少しでも気持ちが判って貰えれば嬉しいなと思います。
(担当 仲野)
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お問い合わせ (営業時間:12:00〜20:00)
まんだらけ 小倉店(詳しい店舗地図はこちら)
〒802-0001 福岡県北九州市小倉北区浅野2-14-5 あるあるシティー 4F
TEL 093-512-1777 / e-mail kokura@mandarake.co.jp
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