まんだらけ名古屋店 6F 計53回の刷り込み実験!?「ポピニカ・アイアンフィッシュ＆マゼラン」

詰め込みすぎの新機軸のために消化不良となり迷走、シリーズ打切りの可能性が示唆された「ウルトラマンA」。
会社設立10周年を翌年に控え、どうしても「金看板」ウルトラシリーズを継続したかった円谷プロは新作の豪華カラー企画書を配布、見事プロモートに成功します。
しかしここでもまだ手綱を緩めない円谷プロ。
マーチャンダイジング戦略として「オープニングのCM化」という前例の無い戦術を生み出したのです！
移り気な子供達は、退屈してCM開けの後半は見ない事はあってもOPを見落とす事はまず有りません。
その上出演怪獣がOP最後にクレジットされる為、必ずOPは最後まで見なければならないのがウルトラシリーズのお約束！
マニア間で揶揄される「格納庫がなんでシャンデリアみたいに明るいの!?」
というツッコミも、ひとえにメカを見せんが為。
結果として、レギュラーメカのコンドルやホエールは勿論、アイアンフィッシュやアンドロメダさえも、視聴者には見事にインプリントされたのでした。
さて、そんな涙ぐましい努力の結果生み出された
「ポピニカ・アイアンフィッシュ＆マゼラン」。
コンドルやホエールが許諾されない辺りに当時の「新参メーカー・ポピー」の立場が垣間見え涙を誘います。
ところで、なにかとデザインの奇抜さが取りざたされるZATメカですが、小難しいメカ理屈よりも、「フランス製」の一言で全てが説明できそうに思うのですが・・・・
ムルロア環礁もフランス領ですしね!?

（担当佐光）