アップテンポで爽快な主題歌とは裏腹に、夕方から老人の拷問やギロチン処刑、母親の首チョンパなどを放映した、「機動戦士Vガンダム」DVDメモリアルBOXが入荷致しました。 低年齢層をターゲットにしたつもりのはずが、序盤から老人の拷問とギロチン処刑を放映し、当時のチビッコをドン引きさせた本作。私も、小学生の頃、拷問とかギロチンとかキレイなお姉さんがコクピットごと潰されて圧死したところとか見て、しばらく視聴を辞めておりました。 しかし、このDVD-BOXの発売を機にもう一度観直してみると、これがもう面白いワケですよ!特に、シャクティがさらわれた中盤以降が!!なんでもうちょっと我慢して見続けていなかったんだ、昔の私!! この作品の面白さの一つとして、「イカレたキャラクター」というものがあります。 とにかく、頻繁にキャラがイカレ、常軌を逸した行動をとることが多いのです。 主人公のウッソ・エヴィンも例外ではなく、まず、シャッコーの奪取とか、ルペ・シノ大尉からの脱出で乳を噛んで逃げ、さらにフル●ンで基地内を逃げ回るとか、首だけになった母親をマーベットに紹介するとか、ハングライダーで現れ上空から飛び降り、コアファイターに乗り移るとか。最後のは、本人も「僕は何をやってるんだ!?」と自分がイカレた行動をしていることを自覚してました。 ウッソだけでも、これだけの「イカレ」現象が起こっているのです。 シャクティも次いでイカレてましたね。戦場で取憑かれたかのように種を植えるシーンは、充分引けます。 バイク乗りであるドゥガー・イク少佐も、「地上をバイク乗りの楽園にしてみせる」とか無茶苦茶妄言を吐いていましたし。 ドゥガーといえば、恋人レンダの描いた将来住みたいログハウスのスケッチを眺め、「この家には、私の部屋はあるのかな?」とプロポーズするシーンがあるのですが、いやー、クサイクサイ。作中最強のバカップルぶりを発揮しました。思い出し笑いが止まりません(笑) しかし、最強(最狂?)キャラといえば、強化人間になったわけでもないのにイカレた「カテ公」ことカテジナ・ルースですね。 「ウッソ、怖い人だけにはならないでね」というお願いは、そっくりそのまま貴女にのしを付けて返してあげたいです。 イカレてるのは、なにもキャラクターだけではありません。メカもなかなかイカしたイカレ具合でした。 特に、バイク戦艦!!宇宙世紀中最強(推測)の戦艦といわれるバイク戦艦アドラステアは、バカバカしさと力強さがごっちゃになったイカレ戦艦でした。なんといっても、敵艦でありながら、最後まで一隻も沈まなかった堅牢さを誇っております。 ちなみに、バイク戦艦の原案者ドゥガー・イクが艦長を務めて沈んだのは、バイク巡洋艦のリシテアですね。ホント、あのオッサンはどうかしてました。 コロニー外壁作業用MSのサンドージュというのもありました。あんなムカデみたいなフォルムで、一体どんな作業を想定されて開発されていたのかがまるっきり不明でした。 あと、水陸両用MSのガルグイユ。セーヌ川の主から名付けたは名案でしたが、水陸両用なのに水漏れは大変大問題かと。 そして、後半の主役MS、V2ガンダム。ミノフスキードライブがどれだけスゲェかは劇中では「光の翼」により攻撃と防御だけでしたが、設定では亜光速で飛びまわれるらしいですよ。 こんな素敵なメカが活躍する中、サラミス改やアレキサンドリアなど、70年前の宇宙艦艇が未だに現役で就航している姿は、涙を誘いました。判りやすく申し上げますと、太平洋戦争中の軍艦が21世紀の今日でも現役でいるということです。 これは、連邦軍最強の戦艦がいつまで経ってもラーカイラム級であるという証明にもなりました。半世紀も昔の戦艦が。 キャラもメカもこれだけ揃っているのです。話は当然熱いです。でもたまに引いたりヘコんだりする話も多々ありますが。 前述した、母親がバイク戦艦に轢かれて首が飛ぶ描写には、「ああ、さすが御大、やっちゃったね」と思わずにはいられませんでした。チビッコが観たら泣き出すこと間違いナシです。 逆に熱かったのは、終盤のリーンホース&ジャンヌダルク特攻のシーン。挿入歌として流れる「いくつもの愛を抱きしめて」が熱さに油を注ぎます。年寄りたちが、子供達に勝利を託して活路を開こうとしたあの特攻は、ガンダム史上最高の特攻シーンかと。ただ、ウッソの親父が逃げ出さなければ、完璧だったのですがね。 そして、主題歌!! 前期オープニング「STAND UP TO THE VICTORY」は、本編の殺伐さとは裏腹に、アップテンポ且つ爽快且つ躍動感溢れる曲でした。 前期エンディング「WINNERS FOREVER」も、なんだかレジスタンスのテーマっぽい歌詞にまとめられてます。 後期主題歌もいい感じですよ。 ガンダムのTVシリーズで最もコアなファンが多いと言われる「機動戦士Vガンダム」。 1巻を観始めたら、Don't Stop Carry On!な感じにぶっ続けでご堪能アレ!! 価格:\42,000(税込) 状態:ポストカード一部外れ(全部揃っています)、ディスク3にキズ有 特典:ガイドブック、アートワークス、ポストカードセット 収録時間:約1,254分(全51話+映像特典)
(担当 阿部)
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お問い合わせ (営業時間:12:00〜20:00)
まんだらけ 小倉店(詳しい店舗地図はこちら)
〒802-0001 福岡県北九州市小倉北区浅野2-14-5 あるあるシティー 4F
TEL 093-512-1777 / e-mail kokura@mandarake.co.jp
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