まんだらけ福岡店 2F 【ヴィンテージ】【醜】～×ボーイ＆×ガール～“禁忌”～TABOO～丸尾末廣【無惨絵】他・・・

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まんだらけ福岡店の4月のテーマは、【“醜”～X-BOY＆X-GIRL】。
【ヴィンテージ】部門からのコンセプトアイテムの紹介です。

人でなしでも恋がしたい。
人でなしでも愛されたい。

みっともなくてごめんなさい。
なさけなくてごめんなさい。

あるトコロに、醜い虫がいた。
醜い虫は、身の程しらずな事に、美しき花に恋をした。

美しき血のような真っ赤なで可愛い花に。
脳を焦がすかの如き、蜂蜜よりも甘い香りを放つ美しい花に。

誰かが言った。

ムシの分際で幸せになろうなんてムシがよすぎる。

だから、ムシは・・・・。

だから、ムシは・・・。

丸尾末廣・花輪和一・月岡芳年・落合芳幾
～江戸昭和競作【無惨絵】英名二十八衆句～
価格：\8,400-
出版社：リブロポート
状態：並

血、臓物。
我々は本能的に、“人間の中に詰まった物”を恐れる。
血液に濡れた臓物、それはまるで醜悪な化け物すら想像させる。
まぎれもなく、我々人間のパーツであるのに・・・だ。

平穏な現代。
清潔な日常に満ちた我々は、そんな醜悪な物が我が身に詰まっているという事を、つとめて忘れようとする。
それらを見る事があまるで禁忌であるかの様に・・・。
しかし、恐れながらも、遠ざけたいと思いつつも、どこかで「見たい」という願望がひっそりと首をもたげているのだ。
“タブー”は、人にとっていつの時代も、同時にたまらない魅力でもあるのだ。

“タブー”とされた美。
醜悪な美。

人間は、醜くも美しい動物だ。

“タブー”が見たければ、それは本書に存在する。
丸尾末廣・花輪和一・月岡芳年・落合芳幾の4名により芸術に昇華された“タブー”がここに存在する。

惨たらしく美しい“禁忌”が・・・。

丸尾末廣
【新世紀SM画報】
価格：\5,250-
出版社：朝日ソノラマ
状態：帯付・並

グロテスク？悪趣味？
初めて丸尾作品を目にした時の感想は、こういった類のものであろう。
ある人は徹底的に拒絶反応を示し、またある人はその禁断の魔力の虜となる。

血がしたたり、奇形・昆虫・死人が蠢くその画面から見えてくるものとは一体何なのだろうか・・・？
たった1枚の絵に込められた、死、絶望、愛憎、葛藤・・・。

丸尾の前に言葉は極めて無力だ。
まるで難解な宗教画のようなその作風は、我々を惑わせ、酔わせ、袋小路へと追い込むが、言葉少ない丸尾からの答えが語られる事は無い。

如何様にも解釈できるその画面は、姿の見えぬ透明人間の様だ。
怖がらず、目の前の扉を開けて欲しい。
貴方は、どんな姿をした“丸尾末廣”に出会うのであろうか？
そして、その姿は、他ならぬ貴方自身の姿なのである・・・。

“アナタ”ハ、“アナタ”ノシラナイ“アナタ”ニデアウ。

出会う。

※掲載商品は当日店頭でも販売いたします。売り切れる場合もございますので予めご了承ください。
※掲載商品は、1F入口【特集ショーケース】にて販売致します。
その他の美しき禁忌の本たちは、2Fヴィンテージコーナーにて販売致しております。

(担当松田)