まんだらけ名古屋店 6F さながら劇薬に魅せられる人のように・・「復刻堂ザゴラ2期」入荷！

そもそも映像作品の有無と玩具の完成度とはまったく別物。
現に「ミクロマン」や「合体マシン」など、
玩具映像作品に頼らないヒット玩具はいくらでもあります。
しかし・・・・。
「怪獣ソフビ」だけは、この一般論が通用しないようで、
「怪傑透明ウルトラエース」を見れば一目瞭然。
こんなヘナチョコな奴のせいで
「帰りマン次回作」のヒーロー名が変更させられ、
「ウルトラマン」が名前のアイデンティティを失ったかと
思うと、殺意すら抱く程です。
ただし、その「ヘナチョコ具合」がある種の感覚に
アピールするらしく、
いわゆる「みうらじゅん的価値観」から、
彼らの評価が上がって来ているのもまた事実。
今回ご紹介する「ザゴラ」。
さながら一つ目レッドキング、
名前はまるで昔の朝丸、
夜中に見たら魘される事必至の怪獣なのですが、
このなんともいえない妙な存在感だけは
認めないわけにはいきません。
ある種「ドラッグ」にも似た、
微妙な背徳感と申しましょうか、
はじめてテレビで「安田大サーカス」を見た時の
後ろめたさにも近い感覚。
この「ザゴラ」に比べれば、
例えば同じオリジナル怪獣の「ドリームロケットグモーズ」などは
あまりにセンスが良すぎて物足りなく感じてしまうほどです。
貴方のセンスを計る恰好のリトマス試験紙、
貴方もこの毒気に当てられてみませんか？

(担当佐光)