まんだらけ名古屋店 6F 大小「シグマ」に見る、トミーのエンスー魂！

思い込みというのは恐ろしいもので、
発売以来約30年、
同じ車のスケール違いだと信じきっておりました。
トミカ黒箱No.105-1とダンディNo.47-1。
当時トミカしか持っていなかった私は
どちらも「シグマMC74」だと思い込んでいたのです。
しかし・・！
「MC75」だったんですね！ダンディは！
いや情けない！
カウルデザインからエンジンから、
まるで別物じゃないですか！
ほとんど「ティレル007」と「ティレルP34」くらい別物！
何処と無く牧歌的な60年代風丸み（アルピーヌ風）を残す「74」に対し、
「75」は後のシングルGCマシンをも思わせる引き締まったデザインで、
とても1年しか経過していないとは思えないほどの進化具合です！
まあ、実際は「75」になってようやく国際水準に追いついたのですが、
ちょうどダウンフォースに対する考え方が
理論化されようとしていた過渡期なだけに、
「速そうなデザイン」と「速いデザイン」の違いの具体例としてみてもなかなか興味深いものがあります。
閑話休題。
正直当時は一般的とはいえなかった「ルマン24時間」。
トミカのみならずダンディにまで加えたトミーのセンスって、
かなりエンスーですよね。
普通なら「GRD」やら「シェブロン」やらの富士グラチャンでお馴染みの車を
選びそうなものなのにあえて「シグマ」。
いっそのこと「マキF1」商品化まで暴走して欲しかった・・・！

(担当佐光)