いまだに商業ベースに乗っている単行本が
「かみちゅ」のみという状況の鳴子ハナハル。
先日、やっと快楽天にて成年向単行本発売の予告がありました。
この予告のために快楽天を買った人も多いはず、
何を隠そう自分もその一人です。
その鳴子ハナハルですが、「かみちゅ」以外でも
商業誌に載った作品があることをご存知でしょうか?
タイトルは「僕の歌はきみのうた」。
掲載雑誌は、アフタヌーンです。
四季賞2000冬の四季大賞受賞作品で、
審査員のかわぐちかいじから絶賛されています。
タイトルに聞き覚えのある人は鋭い。
洋楽好きな人なら、すぐに見当がつくと思います。
正直、ミーハーな気分で探していたのですが、
読んでみて改めて才能の凄さに驚かされました。
数年に一人の逸材とは大げさでも何でもありません。
ストーリーに特別なギミックは無いのに
これだけ感情移入させることが出来るのは、
氏の画力、構成力の成せるわざです。
その後、成年向雑誌に来てくれたことは、奇跡以外の何者でもないでしょう。
このことを神に感謝しつつ、氏のコミックを待つことが私たちに課せられた義務です。
「かみちゅ」で知った方も、快楽天から知っていた方にも、読んで欲しい作品です。
(担当 イイダ)