ハリウッド版の公開以来すっかりメジャーになってしまった「スパイダーマン」。 棚ボタ効果で「東映版スパイダーマン」も紹介頻度が劇的に増え、今や一般の方にまで通用する存在になってしまいました。 故に今更レオパルドン瞬殺!云々を書いても面白くもなんとも無い。 今回はリアルタイム世代が感じた当時の状況をご紹介します。 時は1978年。 東映がマーベルヒーローに目を付けたのは「ライダー」終了後の新展開模索の一環に他なりません。 ちなみに当時「スパイダーマン」の認知度は、 その数年前に放送されたアメリカ製低予算アニメ(「く〜もぉ〜人間だぁ〜」の王様バリの直訳歌詞が素晴らしい!願!CD化!)のお陰でそこそこありました。 また、深夜枠では「ワンダーウーマン」のドラマ版が放送中で、「スーパーマン(リーブ版)」の劇場公開も迫り、確かに空気はあったまっておりました。 故に、東映版は東京12チャンネルのローカル番組にもかかわらず、「テレビマガジン」はもちろん「TVガイド」や「中一コース」といった一般誌でも大きく扱われ、鳴り物入り扱いを受けたのであります。 そして、放送開始。 やはり「レオパルドン」がネックでした。 結果一般層が見続けることはなく、同局歴代最高平均視聴率を取りながらも、「単なる東映ヒーロー物」として終了することとなります。 確かに当時筆者も「一時間ドラマ」としての展開を期待しており、レオパルドンを諸悪の根源のように感じていたのでありますが・・。 同番組終了と時を同じくして・・・・。 細々と単館上映で「ハリウッド版スパイダーマン」が公開されていたこと、皆さん覚えていますか? コレの出来が、まぁ悪かった! とにかく低予算! 「フラッシュ」などのビデオ版と同様の安普請で、おまけに着ぐるみの出来が悪いこと!悪いこと! 目、丸いんですよ! 当時東映版を「くだばれアマゾネス!山東ルシアに替えろ!」と酷評した「ラン デヴー」でさえ「スーツは日本の方が出来がいいんだよね」と言ったほど。 おまけに原作者スタン・リーご本人も「アクションは日本版の方が上」とお墨付 きを与えてしまう情けなさ。 当然、今では東映版以上の黒歴史作品と化し、映像ソフトさえ発売は未確認です (出てたらごめんなさい)。 この「幻版」を詳しく知りたい方は、まんだらけのムックコーナーで「ランデヴー」 の最終号を探してください。プリンス・ハイネルが表紙です。 閑話休題。 ことによると本編そのものより取り巻く時代背景のほうが面白いかも知れない 「東映・スパイダーマン」。 名古屋店にDVD-BOX入荷です。 しかし、17からわずか一年でここまで硬質感が出せるようになった造形スタッフの進歩って、凄いですよね。
(担当 佐光)
|
ご注意点
掲載の情報が販売情報の場合
- 掲載商品についてのお問い合わせは(指定がある場合は上記コメント内に記しておりますのでご確認ください)開店30分後からの受付となっております。各店の開店時間は、店舗情報にてご確認ください。
- 掲載の商品は店頭でも販売するため売り切れる場合がございます。
- 商品の探求は、専用の探求フォームをご利用ください。
掲載の情報が買取情報の場合
- 掲載の買取価格は商品状態、在庫によって予告なく変動します。
名古屋店 新着通販商品
お問い合わせ (営業時間:12:00〜20:00)
まんだらけ名古屋店(詳しい店舗地図はこちら)
〒460-0011 愛知県名古屋市中区大須3丁目18-21
TEL:052-261-0700 / e-mail nagoya@mandarake.co.jp
〒460-0011 愛知県名古屋市中区大須3丁目18-21
TEL:052-261-0700 / e-mail nagoya@mandarake.co.jp