そのミステリの話の内容も、作者も、むろんトリックも分かっている。 けれど、そのミステリのタイトルが分からないんだ。 そんな時どうしたらいいですかね。 前の彼女と今の彼女と婚約者と愛人にでも聞けばいいんでしょうか。。。 って、人気コラムニストに憧れてふざけるのはやめにして(マガーの四人の女は傑作ですよね)、今回の商品の紹介にうつります。 これが密室だ! ロバート・エイディー/訳:森英俊 新樹社/1997年発行・初版 ¥1890(税込) こちらは、戦後の密室派の名手たちの短編を集めたもの。 御大カーをはじめ、ホック、ノックス、カミングス等収録陣が豪華な顔ぶれ。 この本で初めて訳された短編18作品を収録。 巻末にはミステリガイド(おすすめミステリ)が掲載。 ロバート・エイディー氏、森英俊氏、両氏が挙げている、カーの「三つの棺」ですが、これは若輩者の身でなんですが自分もオススメです。 名作と誉れ高い「皇帝のかぎ煙草入れ」よりも、こちらの方がカーの持つ「密室派」としての濃度が濃いと感じます。カーの中期を代表する殺人劇ではないでしょうか。 そして探偵小説についてもっと知りたくなったら、こちらもどうぞ 探偵小説百科 九鬼紫郎 金園社/1977年発行・再版 ¥1260 マーチ大佐、僕もD三課にいれください。
(担当 三次)
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