今月の福岡店テーマは【廃墟】 ヒトという存在の有無で、一固体の『建物』は、果てしなく変わる。 廃れ、恐ろしく、空虚で儚い。 【廃墟】に佇む、そこにある空気は、どこか異空間に迷い込んだ錯覚を脳裏に焼きつけ、かつてヒトがいたその場所を、我々は畏怖し敬遠し、触れてはならない聖域にするのだ。 【廃墟】といえば、ゲームだろう。 ホラーゲームの定番といえば、【廃墟】だからだ。 バイオハザード然り、サイレントヒル然り、スプラッターハウス然り、幽霊騒ぎに【廃墟】は欠かせない。 ヒト成らざるモノの存在が堂々と許される場所、そして、ただ建っているだけの『異空間』に感化同調できるからこそ、【廃墟】はホラーゲームに欠いてはならない場所なのだ。 さて、現行ソフトは余り紹介したくないのだが、普段怖がりでバイオ2で挫折、サイレントヒルは30分でコントローラーを放り出す、零は説明書読んでトイレに行けないほどのイッツコワガリスト(笑)であるゲーム担当者がオススメする、【廃墟】を舞台にしたゲームを提示しよう。 その名も、「RULE of Rose(直訳:薔薇の掟)」である。 ごく在り来たりのホラーゲームと侮るなかれ。 バイオとクロックタワーと零とサイレンを足して、ハチミツとリンゴで割ったようなゲームなのだ。 主人公ジェニファーが、一人の少年を追いかけ、とある【廃墟】に辿り着く。 随分と朽ち果てた【廃墟】から始まる、哀しくも美しい物語。 グリムのような残酷な御伽噺を連想させる、無邪気で無慈悲な子供達だけの王国。 ただただ不幸の主人公は、この不可思議で非情な世界で、運命の赴くまま抵抗できずに蹂躙される。 大人は立ち入れない、隔離された子供達の曲がった感情が、激しくも物悲しい。 物語が進むにつれ、主人公に生まれた「反抗」や、どんどん壊れていく登場人物、迷い込んだ【廃墟】の事実など、謎が解けていくたびに深みにハマっていく怖さがこのゲームにはある。 本当に怖いのは、幽霊でもゾンビでも無い。 ヒトのココロ。どこまでも残酷になれるヒトという存在。 それを存分に感じ、恐怖する事ができるだろう。 グラフィックも音楽も最高レベル。 不可解な謎が解けていく爽快感も味わえる。 主人公があまりにひ弱で当り判定が曖昧。二発ほど喰らうと即死なのに強制戦闘があり、相棒のワンコロ(犬)についていくだけで回復アイテムが無いと心下無いといったマイナス点もあるが、それを抜きにしても「遊べる」ゲームである事には間違い無い。 【廃墟】から始まる、夢のような残酷な世界を是非知ってもらいたい。 ※掲載商品は当日店頭でも販売いたします。売り切れる場合もございますので予めご了承ください。
(担当 矢口)
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