インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国が公開されましたね。 小さい頃よくインディ・ジョーンズは見てたものでした。 でも、こういった王道な冒険ものの映画はあるけど、小説の分野になると今現在はほとんどないですよね。 あのポタリアンという熱狂的なファンを作り出した小説の影響か、取り上げられるのはファンタジー色(魔法etc)が強いものばかり。 (といった前ふりをして) それでは、王道的な冒険小説の紹介です。 海底の古代帝国 (=マラコット深海のジュヴナイル版) ドイル 集英社/ジュニア版・世界のSF/1973年発行 装丁・金森達/口絵、さし絵・斉藤寿夫 ※カバー裏表紙少イタミ ドイルとは、もちろんコナン・ドイルのこと。 人気の漫画(アニメ)の「名探偵コナン」の影響で、若い方にもその存在を知られていることと思います。 でも、個人的にシャーロック・ホームズより、こういったSF冒険小説の方が、筆が生き生きとして見えてくる のはなぜでしょうか? では、あらすじ紹介 太平洋の海底に、古代文明が栄えていた。 ある日、マラコット博士ら3人がのった潜水箱は、巨大なザリガニの怪物に襲われ、8000メートルの海底にしずんでしまった。 そこで3人は海底人に救われ、不思議な未知の国の客人となったのだった。 そこは、かつて発達した文明を誇りながらも、大地震に一日一夜にして海底にくずれさったアトランティス大陸の子孫の国であった。 しかし安息もつかの間、人間を不幸におとす邪神が、海底都市を滅ぼそうと、そのおそろしい姿をあらわしはじめていた。。。。 コナン・ドイルのSF・冒険小説作品で有名なものは、やはり「失われた世界」や「恐竜の世界」として何度も刊行されているTHE LOST WORLDでしょう。 そのTHE LOST WORLDで主人公を演じるのが、チャレンジャー教授。 冒険=チャレンジャー教授とも言えますね。 これはかのホームズと対をなす、ドイル作品の二大主役ともいえる有名キャラクター。 本作もチャレンジャー教授かと思いきや、設定(描写が正に)は同じだがマラコット博士という人物。 そーいえば、この話も舞台は違えど、THE LOST WORLDの流れにどこか似ているような、、。 なぜチャレンジャー教授からマラコット博士に変えたのか? これにはいくつかの説がありますが、これはご自身の目で確かめてみてください。 最後にもう一つ。 この話には某ネコ型ロボットが出すようなものがでてきます。 その某ネコ〜の映画で、海底のお話ありましたが、少なからずこの作品に影響を与えられたのでは?とか勝手に考えてしまいます。 訳は、ジュヴナイルではお馴染みの亀山龍樹。
(担当 三次)
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