そのラヴクラフトの絵師としても有名なフィンレイの画集が入荷しました。 ヴァージル・フィンレイ幻想画集 青心社/1981年発行 ※ポスター付 ¥3675(税込) 限定1000部で発行されたフィンレイの画集です。 パルプマガジンの俗に言う安っぽい絵と呼ばれるものは、怪奇でおどろおどろしくて、泥臭そうなんだけど泥にはまみれてなくて、まるで闇が肉体をもって現れたよう。 そんな非現実が現実となる場所で、美を怪奇的なベールで現したのが、フィンレイだと私は考えます。 と言っても、百聞は一見にしかず。 この画集を手にして、暗くした部屋で薄暗い光を灯して、じっくり見てください。 グラシャーラボラスとかは間違っても出てきませんので、存分に世界に浸ってみてください。
恐怖の黒いカーテン アイリッシュ あかね書房/少年少女世界推理文学全集 訳・福島正実 ※函背ヤケ ¥2625(税込) 1970年半ばにあかね書房より刊行されていたシリーズの中の一つ。 コーネル・ウールリッチの変名ですが、別々の作家のごとく、変名もビックネームな作家。 ウール・リッチ名義での有名作品といえば、 夜は若く、彼も若かったが、夜の空気は甘いのに、彼の気分は苦かった で始まるミステリ小説でもはや定番ともなっている『幻の女』 ですが、幻の女以外にもアイリッシュ作品には核となる作品があります。 それが、『黒』シリーズ。 その黒シリーズの一つが、黒いカーテン。 その黒いカーテンのジュヴナイル版がこの作品なのです。 ある日ある理由で気を失った男が、目が覚め家に帰ると、そこには見知らぬ他人の姿が。 自分は誰なのか?ここはどこなのか? そんな男を尾行する怪しい影。 と簡単にここまであらすじ書いたら、これだけ見るとSFっぽいなと思ってしまいました。 もちろんこれはミステリ。。。なんですが、ややこしいのですけど、これはミステリというよりは、アイリッシュの持ち味が生かされたゴシック・ロマン小説だと私は思います。 それにしても、アイリッシュ作品にこれを選ぶなんて、やっぱり福島正実さんは偉大な先駆者!ですね。
のジュヴナイル版をご紹介。 未来への旅 ハインライン 講談社/世界の科学名作 訳・福島正実 ※函欠品、見返し記名 ¥1260(税込) これはもはや説明不要の作品。 未読の方はこの機会に是非
(担当 三次)
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