まんだらけグランドカオ 1F ライトノベルコーナー販売情報「ライトノベル新入荷情報第12回目です！」

映画化された『空の境界』とは文章の雰囲気ががらりと変わっている気がします。

奈須きのこさんの『DDD』シリーズ。

もっとも描かれている主人公の性格がまるで違うせいかもしれませんが。

『空の境界』では、登場人物がみな生真面目に生きてる感じがしますが、『DDD』ではしんどいことがあっても笑い飛ばしちゃえ、的な雰囲気が満載です。
というか笑い飛ばさなきゃやってられないでしょ。
主人公からして麗しの妹君に左腕をガリガリ食べられちゃうわけですし(笑)。

『とある魔術の禁書目録』の上条冬馬に匹敵する不幸さ。
もっともこの主人公の場合は自業自得の感が強かったりするわけですけど。
恐怖を感じないせいでなんにでも首突っ込んじゃいますし。
奈須きのこさん本人もきっとかなり楽しみながら書いているんじゃないですかねえ、この作品は。
きっちり笑えるオチをつけてくれていますし。

ちなみに私のおススメは、2巻巻末の妹君の対戦表。

あの鬼のような病院（もしくは檻）から抜け出す為に、敵も味方もその他大勢も、ばしばし倒していくその様が、簡潔な対戦表から読み取れるんです。
そしてそれぞれの対戦相手にあてたコメントがいい。
『時間とか止められても』って、どんな戦いだったんだろう。
この内容だけで、1冊の本書いてくれたら、絶対買うのに。

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(担当安田)