まんだらけうめだ 2F ムックコーナー平沢進の音楽仕事本ブッキング「改訂復刻版音楽産業廃棄物」

日本のプログレ・テクノを代表する平沢進の経歴を綴った書籍です。
平沢進という名前だけではピンとこない方も多いかも？
実は彼の音楽プロデューサーとしての仕事の中には、アニメやゲームの劇中の楽曲作品も多いのです。
例えば「ベルセルク」。
ベルセルクの作者・三浦建太郎氏は平沢進の熱狂的なファンで、それゆえアニメ版の「剣風伝奇ベルセルク」の音楽担当に三浦氏自ら指名したというエピソードがあります。
無論、過去発売されたゲーム版「ベルセルク」2作品にも平沢進の楽曲が提供されています。

また、独特の世界観でアニメファンを魅了する今敏監督も平沢進を推奨する一人。
「妄想代理人」「千年女優」「パプリカ」と代表作のいくつかには平沢進の音楽プロデュース作品がチラホラ。
私担当も今一度、音楽的な視点でこれらの作品を見直してみようと思ってます。

そしてプロレスラー・長州力の入場テーマ曲「パワーホール」。
この曲も実は彼の手によるものなのです!!…すいません、昔から私担当はぼちぼちプロレスは見ていた方なのにこの事実は初耳でした。名曲なのに…。

今回ご紹介する「改訂復刻版音楽産業廃棄物」は読んで字のとおり、過去に発行された平沢進のバンド「P-MODEL」の書籍と彼のソロプロジェクトを綴った書籍を一つにまとめて2005年に復刻されたものです。
少しでも興味を持たれた方は、うめだ店までちょっと足をのばしてみてください。

(担当吉野)