日通のオート三輪が大小揃っての入荷です。 ペリカン便でおなじみの日本通運は今でこそ民間企業ですが元々国鉄のような国営企業として出発しているため国内の物流においても特異な位置づけで、国が関わる物流にしばしば見かけるのはその名残のようです。 日通のマークは通の文字を赤丸に入れているのも国営企業だったころの名残とか。 こんな物流の老舗は近年台頭してきた黒猫さんや飛脚さんとは違い、時代を感じさせる重みがあります。 この時代を感じさせる企業イメージと今はほとんど見ることが無くなったオート三輪のコラボ品のミニカーです。 ダイハツミゼットはオート三輪の中では歴史に残るほどのヒット作でスクーターにリアカーを組み合わせたような構造は手軽な乗り物として庶民の間へ広まっていきました。 初期のオート三輪はバイクのようにバーハンドルで運転も2輪のようでしたがモデルチェンジを経て今回ご紹介のMP型へと進化して丸ハンドル2名乗車となり自動車により近づきました。 もともと3輪車は簡易な乗り物として認証されたために自動車に満たないものとして法的な規制をあまり受けませんでした。 元々2輪車とリアカーの組み合わせ的な乗り物だったために規制をするほど大きな乗り物として考えられていなかったために大きさに対する規制が無かった事が後々の大型化へと進みます。 税制優遇を受けていた小型車枠の排気量が大きくなるに伴いエンジンも高出力化してより大きな車体へと進化していきます。排気量が2000ccまで引き上げられると小型車枠よりも大きな長尺の荷台を持ったモデルも登場し、材木店などを中心に導入されていきました。 ここまでくるとすでに簡易な乗り物ではなくなってきておりいよいよ大きさの規制がされるようになりました。この頃になると4輪トラックの利便性が向上して需要は4輪へとシフトしていき徐々にオート3輪は衰退して行きました。 税制面の優遇が無くなりましたが、もうひとつの長所である小回りの利くステアリング特性から狭い林道や路地などでの需要は続き少量ながらも生産が続けられました。 最後まで生産を続けていたマツダ(東洋工業)も1974年をもって生産を終えています。 こんな時代の片鱗を垣間見れるT2000のモデルとダイハツミゼットをお手元に如何でしょうか。 この品物は大車輪にてお求めいただく事ができます。 気になる方はお早めにご来店下さい。
(担当 奥主)
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