


中医学の貴重な原典である『諸病源候論』が入荷しました。
隋代の医官巣元方による中医古典唯一の病因病理事典であり、漢方、鍼灸、推拿、気功導引などの各種東洋医学療法に従事する人にとってはバイブル的な存在でありませう。
そして『諸病源候論』は各疾病について「導引術」による予防・治療方法を提示してゐるといふ特色があります。
さういふ意味で本書がタオイストから聖典視されてをり、出版元も日本道観(※道観=道教のお寺)となってる訳です。
日本道観版の特徴としては現代語訳であること、各症候に対応する現代医学の病名が付されてゐること、そしてなによりも「導引」だけで別冊になってをり、図解でもって詳しく疾患別導引術が説明されてゐる(画像参照)といふことです。
導引術を駆使して自他を益する仙道家、道士(タオイスト)にはもちろんのこと、さうでなくとも中医学、漢方医学に従事するもの(中医師、漢方医、漢方薬剤師、鍼灸師、推拿、気功師など)にとって非常に有益な書籍でありませう。
訳者は仙道家として有名な早島正雄氏(道家龍門派伝的第十三代 早島天來氏 伝説の仙人「五千言坊玄通子」に師事してゐたとも)。
函に多少の経年ヨゴレがありますが状態は全体的に良好です。
詳しくは店頭、お電話、メールにてお問ひ合はせ下さい。
(担当 山口ケン)
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