まんだらけ中野店 4F 大予言セロトニン呼吸法

甲「フトしたきっかけから毎日20分前後の呼吸法を始めて2ヶ月経たないウチに身体に顕著な変化があらはれたんだ」

乙「どういふ変化？」

甲「メタボ腹が一挙にヤセてしまったんだ。成人病目前だったのに」

乙「それは驚くべき変化ですね」

甲「呼吸法なんてその気さへあれば時間も場所もそれホド選ばないし、なって云ったって無料だからね、こんなウマイはなしがあるんだらうか、と自分でも信じられない」

乙「なるホド、しかし呼吸といふのは横隔膜の運動なのだから、さういふ影響があるのはアタリマヘとも云へますね」

甲「さうだね。
しかし、更らに驚くべき変化が起こったんだ。
呼吸法を毎日やるやうになって3ヶ月くらゐ経過したころだらうか、気がついたら以前面白くて仕方がなかった映画や、漫画。
それがあまり面白く感じられなくなったんだ」

乙「え？面白くないの？」

甲「さう、あんまり面白くなくなった。何度も繰り返し再生しては笑ってゐた映画のシーンが面白くなくなってしまった。
それだけぢゃない、あれホド好きだったインスタントラーメンも以前ほど美味しく感じない。
どうしてしまったのか？
とりあへず理由を知りたくて調べて行き当たったのが有田秀穂教授の「セロトニン呼吸説」。
それで分かったんだけど人は面白かったり美味しかったり、または性的興奮を覚えたりするときどうも脳内物質のドーパミンを過剰分泌させて感覚を「水増し」する傾向があるらしいんだ。
そしてセロトニン神経といふのがそのドーパミンの過剰分泌を抑制する効果があるらしいんだね、そんでセロトニンを鍛へるが呼吸法といふワケさ。だから僕が呼吸法をすることで面白さが減ったりしたのは大脳生理学的にも説明がつくんだ」

乙「う～ん、しかし面白さや美味しさが減るといふのは良いことなんでせうかね…」

甲「いや、「水増し」された面白さが減るだけだよ。
それよりも、なんでもドーパミンで水増ししながら楽しんでると、その反動が起きてしまって本当に面白いことのない鬱のやうな状態になってしまふ恐れがあるんだね。
セロトニンが活性化してゐる状態を有田教授は「クールな覚醒」と呼んでゐるけど、呼吸法で得られる感覚はそんな感じかも知れない。
それでもやっぱり面白いものは面白いし、水増しして自分で自分をダマしてゐたものはメッキがはがれる。
つまりはよりモノの価値の真贋がわかるやうになる、といふことなんだらうね。
時間も場所も、お金も掛からない、薬物を摂取するワケでもなく、自分の体内の物質分泌量を調整するだけで色々と好ましい変化が起きるといふのであれば試さない手はないですよね」

といふワケで「セロトニン呼吸法」を初めとして西野式や白隠の丹田呼吸法まで、呼吸法の書籍多数あります。
クールに覚醒したい方は是非ご来店ください。

(担当山口ケン)