まんだらけ中野店 4F 記憶雑誌創刊号いろいろ入荷中！

原宿フロムファースト、東急ハンズ、渋谷Q-FRONTなどのプロデュースを手がけたことで有名な浜野安宏が昭和元禄を象徴する赤坂のサイケなゴーゴークラブ、MUGENをプロデュースする一年前に創刊した若者男性向けの雑誌「スタッグ」。
ファッションページのモデルは小畑ミキだったり、バニーズが特集されてたり、パリのサイケヌードショーが紹介されていたり、67年のエッジな空気がいっぱいの雑誌です。
長沢節、淀川長治、九里洋二ほか。編集スタッフには堀切ミロ（堀切美代子）などの名も見えます。
浜野さんの著作は全然だめな私ですが、この雑誌はカッコよいので探しています。
創刊号はなかなか出ませんよ！

stagスタッグ創刊号 67年映画の友￥10500（表紙＆本体下部にヌレあり）

68年のヤング専科創刊号です。
モデルの女の子のバックに有名GSとフォークルを配した大胆なファッションページもすごいけど、一押しは中村晃子が初めての超ミニをはき（とインタビューに答えてる）サイケデリックなポスターをバックにへそ出しファッションを5着分披露してくれているページです。
中村晃子ファンなら絶対必見。
表紙の九重佑三子のほか、大原麗子、いしだあゆみ、浅丘ルリ子、中尾ミエ、木の実ナナなどがさりげなくモデルをこなしています。
サイケデリックな（本来の意味ではなく68年の枕詞的な意味で）
女の子向けファッション雑誌としては最高の出来です。

「ヤング専科」創刊号小学館￥10500（少ヌレ）

”イカスセンス＆オイロケメルヘン＆オシャレスピリット”をキャッチコピーにした60年代の男性誌、FIVE6SEVENの創刊号。
ヴィジュアルもテキストもかっこよく、粋で大人向け。
古書人気の高い雑誌ですが創刊号はじめて見ました。
井上洋介、大島渚、土方巽、細江英公、向田邦子他。

「FIVE6SEVEN ファイブ・シックス・セヴン」
創刊号 63年わせだ書房￥4200（裏表紙オレ）

こちらは65年の恒文社版F6セブンの創刊号。
水森亜土、石津謙介、テディ片岡ほか。

「FIVE6SEVEN ファイブ・シックス・セヴン」
創刊号 65年恒文社￥2100

「旅と絵本とデザインと」で堀内誠一ファンになった方向け、アンアンの創刊号です。状態は裏表紙小ヨゴレ、本体少ヌレ。
立木義浩、長沢節、金子国義、篠山紀信、タッド若松、加納典明ほか。
加藤和彦、ジョー山中、菊池武夫、タッド若松など当時のヒップな人々も登場。
立川ユリがすこぶる素敵。

「アンアン」創刊号70年平凡出版￥6825（裏表紙ヨゴレ、本体少ヌレ＆ゆがみ）

アンアン衝撃の登場から一年後。2匹目のドジョウ的なイメージが強いですが偏見を捨てた眼で見返すとなかなか豪華なノンノの創刊号。
アンアン創刊号で立川ユリの衣装を手がけていた伊藤公はじめ菊池武夫、やまもと寛斉ほか。
高梨豊がロマンチックでマイルドな感じのすてきなファッション・フォトを撮っています。ジーンズ特集では和田アキ子、ミカとトノバン、谷岡ヤスジ、池田満寿夫などが登場。
タイトルはアイヌ語で花。

「ノンノ」創刊号71年集英社￥2565（表紙一部ヨゴレ）
末井昭がNEW SELFの発禁処分後、写真時代の前にやっていた”感じる映画雑誌”「ウィークエンドスーパー」の創刊号です。
”犯し屋”ことピンク俳優の港雄一や友川かずきをフューチャー。タイトルをゴダールから拝借した以外は映画雑誌っぽくないところがよいです。