ま、だれの物でもないですけどね。
珍奇な本の範疇で紹介されることの多い本書ですが、寸分の狂いなく珍奇な内容となってます。
ちょっと引用してみます。見返しの文章。
「(前略)氏の局内での三島びいきは知らぬ者がなく、三島がボディビルを始めれば大橋氏もせっせと三島見たさに後楽園ジムに通い、5年間ピッタシ三島由紀夫のそばにくっついて、神とあがめた三島の一挙手一動に見入るなど三島熱はまさに熱狂的。」
大橋氏はこの本の著者の方です。そして、
「大橋氏がジムの中で空手を始めると今度は三島がそれをおっかけるように空手を始め、さらに11月25日もたまたまあの時間に大橋氏は三島の霊に引かれるように、いつも通らない市ヶ谷から出社したという。(後略)」
興味深すぎる話です。裏表紙にも著者近影とともに読者(と三島)への呼びかけがあります。
「10年間三島由紀夫の世界にワラジをぬいできたおれは、おれ自身の三島由紀夫を書くことによってそのサカズキを返そうとおもった・・・・・・ところがサカズキを返した5日後に三島は現実に死んだ。おれにとってなんと運命的なことよ!」
最高ですね。中も読みたくなりましたね。
内容は自らの三島遍歴を8章に渡って熱く綴るというもの。最終章では三島の死を予言していたとまでのたまり、最後はチャリティーで売る蔵書リストを掲載。
霊感をすら感じさせる本書、読書の秋にいかがでしょうか。
「おれの三島由紀夫」大橋義輝 不死鳥社 1971年発行 ¥1575
珍奇な本の範疇で紹介されることの多い本書ですが、寸分の狂いなく珍奇な内容となってます。
ちょっと引用してみます。見返しの文章。
「(前略)氏の局内での三島びいきは知らぬ者がなく、三島がボディビルを始めれば大橋氏もせっせと三島見たさに後楽園ジムに通い、5年間ピッタシ三島由紀夫のそばにくっついて、神とあがめた三島の一挙手一動に見入るなど三島熱はまさに熱狂的。」
大橋氏はこの本の著者の方です。そして、
「大橋氏がジムの中で空手を始めると今度は三島がそれをおっかけるように空手を始め、さらに11月25日もたまたまあの時間に大橋氏は三島の霊に引かれるように、いつも通らない市ヶ谷から出社したという。(後略)」
興味深すぎる話です。裏表紙にも著者近影とともに読者(と三島)への呼びかけがあります。
「10年間三島由紀夫の世界にワラジをぬいできたおれは、おれ自身の三島由紀夫を書くことによってそのサカズキを返そうとおもった・・・・・・ところがサカズキを返した5日後に三島は現実に死んだ。おれにとってなんと運命的なことよ!」
最高ですね。中も読みたくなりましたね。
内容は自らの三島遍歴を8章に渡って熱く綴るというもの。最終章では三島の死を予言していたとまでのたまり、最後はチャリティーで売る蔵書リストを掲載。
霊感をすら感じさせる本書、読書の秋にいかがでしょうか。
「おれの三島由紀夫」大橋義輝 不死鳥社 1971年発行 ¥1575
(担当 久保田)
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