92年くらいにモーニングで連載されていた畑中純「オバケ」。
今回入荷したのは完全版のほうです。
本編に加えて書き下ろし漫画、ラフ画、カラー口絵も収録しております。
舞台は山里、少年と少女が村の人たちや村に住む神様や妖怪たちと過ごす日々が描かれています。
水の神様、山の神様、鯉の精、鬼、、など色んな妖怪たちが人間と共存し、時には怒って災害を起こしたり、楽しくお祭りをしたり…。
畑中純独特の躍動感と自由な筆さばきでその世界が出来上がっています。
日本の神様を畑中氏が描くとこんなふうになるのか!と。
色気たっぷりな民話のよう。
まんだら屋の良太とはまた違ったエロスが楽しめます。
ファンタジックなところは河童の三平にも似ていてすごく懐かしい感じで、日本の神様に対する日本人の敬意というのはいつの時代も漫画になったり、本になったりして、途絶えることはないのだと思います。
他の国と違って日本の神様は八百万。
自然界のあらゆるものが「神様」で出来ていて、そういうのは日本の美しさだなとしみじみします。
この漫画もそんな日本の文化や自然の美しくて優雅で力強いところが秀逸に描かれています。
河童の三平が好きな人には是非読んでほしいです。
こちらの商品は中野店本店IIにて販売いたしますので是非おこしください。
(担当 田路)
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