近年、『フライト』が復刊された、つりたくにこさんの青林堂本『六の宮姫子の悲劇』『北斗七星と海蛇』の二冊をお出しします。
水木しげるやさいとうたかを、白土三平などの影響を受けて、創刊したガロの新人としてデビュー。「ガロドリーム」の様な生い立ちの作家さんですが、早逝されたために作品数は少なく、本もあまり出されていません。
今回お出しする二冊は、それぞれにガラッと印象が変わります。
『六の宮姫子の悲劇』は、フーテンやヒッピーの様な時代感のある若者たちを主役に据えた短編集。一見自由そうな人達が、縛られる人間関係や時代の空気。
『北斗七星と海蛇』は、彼女のシュルレアリスム感と、鈴木翁二作品の様なガロ感が、すーっと合わさった様な絵本。限定500部です。絵や物語の美しさもさることながら、遊び心に満ちた、良い絵本です。
こちらの商品は6/25(火)12:00より中野ブロードウェイ1階の「門」にて販売致します。
事前のお取り置き等は出来ませんのでご了承下さい。
(担当 石田)
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