しかし中々「摩訶不思議絵巻」の入荷は少なく、やはり皆さん手放さないのだな、ファンだな、と感じ入る部分もありながら今回ひとセットお出し致します。
というわけで「植芝理一「ディスコミュニケーション」(新装版)全巻と、その帯を切り取って送ってGETできたミニ画集「摩訶不思議絵巻」のセットです。応募の都合上オビ切り取りはありますが、その他状態は良好です。
このミニ画集には、雑誌掲載時のカラーページや、テレカ、本誌表紙に使われた未収録イラストなどが収められています。
このセットを作っていて改めて思ったのが植芝理一氏の絵柄の変化についてです。
たとえば同じ様な構図で並べてみても
松笛くんはともかく戸川なんか、すわ「別人か!?」と思える程のちがい。黒目の書き方に変化が見られます。
まるくてくりくり、黒目がちだった絵柄は→三白眼寄りになり、そこから受ける印象も「幼児性、またはあどけない神性」→「落ち着き、理性」へと変わっています。彼等も、植芝氏も(失礼ながら)大人になったのだなと。
こういった絵柄の変遷は非常に面白いもので、単純な画力だけでなく、例えばさまざまな試行錯誤、受けた影響、時代性の移り変わり、作者の加齢による肉体変化、作者の制作環境の変化(結婚やらアシスタントの有無やら)…つまり作者と作品の過ごした長い時間が偲ばれるのです。
こちらの商品は5/5(月)より中野ブロードウェー3F 本店II前ショーケースにて販売します。
事前のお取り置き・電話での通信販売は致しておりませんので、ご了承ください。
(担当 山田)
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