「一番端の彼は、虐待を受け続けている少年だ。
親も教師も彼の悲鳴を聞こうとしなかった。
今頃その親も慌てているだろうが、それは世間体を案じての事だろう。
“彼らは今日此処に自発的に集まった”
“彼らは一連の二十面相事件から此処に辿り着いた。
自分で考え、自分の意思で生贄になる事を決めたんだ”
“力の弱いモノの最期の抵抗―。
『死』をもって自分の命にやっと意味を与えようっていうのかしら?
莫迦ね”
これから、五分おきに一人ずつ飛びおりる」(第十一話「白昼夢」より)
乱歩奇譚のBD/DVDは全11話を計5巻に収録しています。
特に観(聴い)て頂きたいのが5巻のオーディオコメンタリー。
参加メンバーは、櫻井孝宏さん、高橋李依さん、山下大輝さん、そして上江洲誠さん。
3話全てに入ってますが、この約75分間のお話は、こういう話を聞けて良かったと思いました。
「観る人によっては、すごくこの作品は助けになるというか、シンパシーを感じてくれる人もいるし、
もしかしたら一娯楽として捉えていて、メッセージ性というか そういうモノがわからない人もいるかもしれない。
それはそれでいいのかなって俺は思うけれど、それでもなんか 俺は忘れられないからね… ずっと俺の中で残ってる」(櫻井孝宏さん)
考えたんですけど、◯◯◯◯さん(物語の根幹に関わる名称なので伏字にさせていただきます)の考えを完遂した方が良くなると思うんです。
確かに乱暴ですけど、これぐらいやらないと感情を喚起する事は出来ない。
それに最も効果的に自分の命を使う事が出来る機会があるなら、そうするべきじゃないかな。
「命を棄てれるんだったら、じゃあ命かけて解決しなよって言いますけど、そうじゃないんだって。
そういう気持ちにいたれないんだよ。
それは書いてて譲らなかった部分」(上江洲誠さん)
聴いていて印象的だったのが「我々がブレーキを踏む必要はない、現実の方が何倍も怖い」っていってた上江洲さんのコトバ。
理解を求めているのではなくて、ただ知って欲しい、無視はしないで欲しい。
絶対にわかってもらえる人がいる、そういう人達に向けて創っている、そういう子達にこそ届けたい。
上江洲誠さん、櫻井孝宏さん、今まで数多くの物語に関わってこられたお二人のそういう想い。
別にこんなセカイ、キボウなんてないけど、
生きていかなくてもいいかなって思ってたけど、
でも今は、少しだけ楽しくなってきたような気がする。
『うつし世はゆめ、よるの夢こそまこと』
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(担当 成田)
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