まんだらけ渋谷店チョイ悪おやじ - まんだらけトピックス

先月のトピックスにおいてタモリ師匠の豆本をご紹介したところ、その日のうちに電光石火にてお目の高いお客様によりめでたくご購入と相成ったのですが、それよりも驚いたのはスタッフ間での同タイトルへの高評価でした。

本文では世間のタモさんへの評価に対する不満めいた物をブツブツと書き連ねてしまったのですが、結果的には自分の見識の浅はかさを思い知らされる事となったワケです。

あぁ、ウレシイ事ではあるがこれは師匠に対して懺悔しなくては・・・。ひょうきん懺悔室なら間違いなくブッチー武者扮する神様は鬼の形相で“バツ!!!!”の裁定を下されることでしょう。
謹んでバケツ水を浴びさせて頂きたい一心でございます。

さて、昨日は格闘技関連の豆本をご紹介しましたが、本日も豆本。
お前は豆本星人か!!との声が聞こえたり聞こえなかったりしますが、タモさんの次はやはりこのお方！でしょう。

そうです。かつてはタモさんと共に赤塚不二夫擁する“面白グループ”(What a　シンプルなネーミング!!)なる集団で文字通り面白ぇことを考え、実行し、そこで培ったスピリットを今現在も体現されている、They say“遊びの達人”。イマ風に言えばこれぞ“チョイ悪おやじ”の代表格!!

今回ご紹介いたしますのは廣済堂・豆たぬきの本シリーズのこちら。

『成りさがり　セロリパセリPART2』（所ジョージ・著）

タイトルを見て分かるとおり、大晦日の格闘技イベント『Dynamite！』で堂々の歌声を披露した、ご存知ニッポンが誇るロックスター・矢沢永吉の名著『成りあがり』をもじったもの（ちなみに所さんは同タイトルのLPも発表している）。

しかも、しょっぱな『成りあがり』と『成りさがり』のどこが違うんだと、永ちゃんと所さんの比較対照表なるものが載せられている。ここでは2人の給料において、「永ちゃん＝長者番付にのるほど」とされているのに対し、当時の所さんの月給が「8万1千円」という、今では考えられない衝撃の事実が発覚!!

当時はリーゼントにグラサンという風貌で師である宇崎竜童の影武者と呼ばれたり、永ちゃんのパロディやったりしていた所さん。
この本は単なるギャグ本ではなく、きちんと本家同様、いかにして所ジョージが「成りさが」ったかが綴られています。

とにかく著作の多い所さんなのでタモさんほどのレア度は無いかも知れませんが、若き日のギラギラした所さんは最高にロックですよ、奥さん!!

どーですか、お客さんッ!!この当時から所さんはイラストを披露されていますが、その未完成具合もなかなか良いですよ!!

（担当清水）

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