今回は史上最弱の主人公、というキャッチフレーズの『薔薇のマリア』シリーズです。 主人公である美貌の侵入者(クラッカー)、マリアローズは確かに弱い。モンスターを倒して生活するクラッカーなのに(しかも主人公なのに)、腕力が強いわけでもなく、魔法が使えるわけでもない。怒りに我を忘れても、追い詰められても、パワーアップも変身もしません。 そんなマリアだから、自分の弱さにへこみ、仲間との差に劣等感を感じ、役立たずだと自分を卑下します。 これで終われば、こんなテンションの下がるラノベはありません(笑)。 でも、弱いなりに一歩でも前に進もうと努力します。仲間達に助けられて成長しながら、自分はここにいてもいいのかもしれないと少しずつ思えるようになるマリアの姿を我が事のように応援したくなります。 仕事でも勉強でも何かに必死になって、でもうまくいかなくて、なんて人は読んでみて下さい。 きっと励まされるはず。 主人公マリアの心模様とともにこの作品の魅力になっているのは壮大な世界観。 完全な異世界ファンタジーなのに、現実世界とリンクしているような伏線も感じさせます。 これからその伏線も含めて、どう展開していくのか期待大です。 ちなみに美貌のクラッカーマリアローズは男だったりします。 表紙を見て主人公が女性だと思って買った人、結構多いんじゃないかな。
(担当 安田)
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