『超古代神字・太占総覧』 吾郷清彦著 1979年 新人物往来社 (函イタミ、中身シミ)¥1575 『神代文字の謎』 藤芳義男著 1979年 桃源社 ¥1575 『日本古代文字の謎を解く』 相馬龍夫著 1974年 新人物往来社 (シミ)¥300 漢字輸入以前に我が国固有の文字があったのか?といふことは古くから議論されてゐるところですが、通説は否定してをります。 一方で平田篤胤の『神名日文伝』などを始めとして神代文字肯定論も根強く存在してをります。 今回ご案内するのはその固有文字(神代文字と呼ばれる)についての書籍です。 有名なところで「アヒル文字」「ホツマ文字」「豊国文字」「カタカムナ文字」など沢山の種類があります。 疑った目でみればどれも嘘っぽい感じがしますし、合理的に考へればやっぱり漢字流入以前には厳密な意味での文字はなかったんぢゃないか、 これらは単なる古代の記号に過ぎないのではないか、などと思ってしまひます。 しかし、一部の「神代文字」は確かに古くから伝へられてをり、考証学的な観点とは全く別の次元で信仰対象となってをるのであります。 アカデミックな視点で見るなら取るに足らぬハナシですが、さうでなく、たとへ学術的には怪しくても、 どうしてかういふものが伝へられたのかといふ観点からみるとまた新たな発見もあることでせう。 『超古代史・太占総覧』は古史古伝や神代文字で有名な吾郷清彦による著作です。 非常に専門的であり、また半分以上は太占(ふとまに)といふ占法について書かれてをります。 『神代文字の謎』はそのまま神代文字全般を網羅するものであり気軽に読めます。 『日本古代文字の謎を解く』は、神代文字全般といふより「豊国文字」に酷似するといふ謎の「山窩(サン)文字」について、また岩刻文字(ペトログラフ)についての内容が主です。
(担当 山口ケン)
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