キノとモトラド(二輪車。空を飛ばないものだけを指すと本文では説明されている) とが様々な国を訪れていろいろな体験をするという短編集。 『世界は美しくなんかない』というキャッチコピーの通り、殺伐とした話も多いですが、妙に納得させられるのは書かれていることが絵空事ではなく、現実世界にでもありうる話だからかも。 しかし、本編よりも何よりも、『キノの旅』の最大の特徴(?)は、あとがきが面白いこと! 本を読むときは1ページ目から読んでいく人と、あとがきから読んでいく人とがいますが、この人の作品に関してはあとがき派が圧倒的に多いはず。 だって、あとがきが横書きになってたり、寄せ書きになってたり、箇条書きになってたりするんですよ。そんな作家他に見たことありますか? 本編がシリアスな分、あとがきではっちゃけているというか。 ちなみに、2巻まで出ている『学園キノ』は、『キノの旅』の自己パロディ。登場人物は『キノの旅』のままですが、ノリはあとがきのまま。 こちらも面白いです! 『キノの旅』は、1階ラノベコーナーに展開しています。 ※掲載商品は売り切れる場合がございますのでご了承下さい。
(担当 安田)
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