澁澤龍彦も読まずに成人した人なんか大人じゃない!
こちらの「夢の博物館」は没後発行された追悼本です。
澁澤邸の写真満載で寄稿者が豪華なので、多少でも澁澤龍彦に関心のある方なら手にしたことがあるはずです。
図書館で借りてばかりでまだ持っていない、という方は早く手に入れてください。
まず最初は篠山紀信撮影の澁澤邸。
四谷シモンの少女のいる書斎、貝や骨の収められた飾り棚、書架(蔵書、自著)、最後の作品「高丘親王航海記」と構想中だった次作「玉蟲物語」のためのメモ、愛用のパイプなどの写真が見開きで収められています。
続いて種村季弘、巖谷國士 、荒俣宏、四谷シモン、金子國義、赤瀬川原平、横尾忠則、土井典、加山又造、中西夏之らの追悼文(作品)。
そして澁澤龍彦の単行本未収録の美術評論「イマジナリア」「世紀末画廊」が収録されています。
イマジナリアでは河鍋暁斎や曾我蕭白、ベルナール・フォコンなどを取り上げています。
88年発行。
ご来店・お問い合わせお待ちしています。
(担当 麻生)
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