電子遊戯広場
第88回 勝手にシナリオ劇場「グリーンハウス」
昔から植物を鑑賞したり、育てたりするのが大好きで、つい最近勤めていた会社を辞め、とうとうこの植物園「グリーンハウス」で働く事になりました。 まだ新人の僕は、たくさんの植物を1度に見るのは大変だからということで、4つの花を任されました。 仕事というのは、水やりはもちろん、この花に群がってくる害虫駆除が大きな仕事となります。 クモとイモムシはこの花が大好物らしく、気を抜くとアッと言う間に食べられてしまい、花が枯れてしまうんです。 そうならないためにも、先輩から渡された害虫駆除スプレー「コレカケテZ」を持ち、1日中虫たちと戦っています。 かれこれ1週間程、この仕事を続けていると、僕はあることに気が付きました。 「ただやみくもにスプレーをかけていては、スプレーがもったいない。たいして虫たちにも効かないようだ。そうだ、1匹1匹を確実に退治するために、花ギリギリまできた虫たちに直接かけてやろう」 僕の考えは的中! クモやイモムシはバタバタと落ちていきました。 (先輩)植木さん「花木くんすごいじゃない?この調子でがんばってね」花木くん「はいっ!!がんばります」 花木くん「よぉ〜〜し!!もっと効率よく虫退治が出来る方法を考えるぞぉ〜! 虫たちはこの花が大好物で、いくらやっつけても続々と来るんだから…虫にコレカケテZをかけても切キリがない。 そうだ!花にコレカケテZをかけておけば、虫たちは近づいてこないはずだ!」 花木くん「ええい!!シュ〜〜〜〜〜〜〜〜……」 こうして花木君は4つの花をみごと枯らしてしまいました。 そんな花木くんも今は別のビニールハウスで、たくさんの花を育てているみたいです。おすまい。 ※グリーンハウスには任天堂G&Wの販売台数2000万台突破したことを記念して、関係者のみに配られた特別なバージョンがあるんですが、もしお持ちの方がいらっしゃっいましたら、ぜひなんば店までご連絡ください。高額気取り致します。
−この記事は2005年9月8日に掲載したものです−
(担当 佐藤) |